モロッコ国王のムハンマド六世は23日、首都・ラバトで中国の王毅外相と会見した。

会見の中で、ムハンマド六世は「モロッコは中国との関係を非常に重視しており、中国が収めた成果に敬服する。また、中国と戦略的パートナ−シップを結ぶことを期待する」としたうえで、「モロッコ側は、中国と全面的な互恵協力を展開し、更に多くの中国企業がモロッコに投資し、モロッコ国内のインフラ施設の建設に参加してほしい。モロッコの地の利を利用し、アフリカやヨーロッパとの協力が展開するようと願っている。また、より多くの中国観光客がモロッコを訪れることを期待する」と述べた。

これに対し、王外相は「国交樹立55年来、中国とモロッコの関係が健全に発展している。中国はモロッコとの関係の戦略的内実を強化すると同時に、相互尊重と相互信頼を深め、国際的及び地域の枠組みの中で協調を強めていきたい」との考えを示した。